う~ん、知らんかった!
俺の祖先は海賊(パイレーツ)・・・。海賊と言っても悪いやつじゃなくって、たぶん海上貿易を沖縄とか中国、朝鮮とやっていたのだろう。なぜって、悪いことをしていたら子孫は繁栄しないからな。
鹿児島大学の亀井教授の書いた「奄美大島 諸家系譜集」によると、初代 喜志統親方から数えて俺は19代目になる。由緒正しい海賊()だ。 紋所も「台風の目をあらわす」と「左巻きの三つ巴」。
さて、今ソマリア沖に海賊退治に自衛隊が行っているが、金品を強奪し人質を捕る、悪い海賊退治に行くのに反対する輩がいるのには思わず「むっ!」としていた。桃太郎だって、一寸法師だって鬼退治したじゃないか・・・!「戦争じゃない!世界正義の為に海賊を退治するのに何が悪い!」と思っていた。
しかし、テレビを見て愕然とした。マスコミは一方的で舞台裏をなかなか報道しない。俺が見た番組によると、最初はソマリアの漁師たちがアデン湾の自然を守るために抗議行動をしていたそうな。アデン湾は大動脈。沖を通る大型船が重油を撒き散らしたりするものだから、漁獲高が減少、とても生活していけなくなってきたという。それを阻止しようと、最初は抗議行動だったという。
でもそれは、ゾウとアリの喧嘩のようなものだ。小さな漁船が大型タンカーに向かっていく。近年あったイージス艦と漁船を思い出した。ましてやソマリアは無政府状態。大岡越前などいない。やり場の無い怒りが、若い漁師たちを海賊へと向かわせたのだという・・・。
ソマリアの子供たちに、将来何になりたいかとインタビューしていたが、「海賊になるか、武力を行使して国を守りたい。」って・・・アルカイダの影も見え隠れするのだ。
根本的に、一方的な海賊退治ではないような気がする。手っ取り早いから、力ずくで黙らせてしまおうとしている。このままでは将来、反発分子は増える一方だ!難しい問題だが、国連もっと頑張ってくれ!
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